婦人科

更年期障害

症状

  • 顔の火照り、ホットフラッシュ、発汗
  • イライラ、不安感、抑うつ、不眠、頭重感

検査

  • エコー検査、採血(他の病気がないか)

治療

  • 漢方薬
  • 自律神経改善薬
  • ホルモン補充療法(飲み薬、貼り薬、塗り薬)

治療薬や注意点

漢方薬
当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸
貼り薬
卵胞ホルモン・黄体ホルモンなど
注意点
血栓症や乳がんのチェックをします

尿漏れ

現実

  • 多くの方が尿漏れに悩んでいます。
  • 年齢のためとあきらめていませんか。
  • 友人との旅行も気になって出かけられないのでは?

尿漏れは2種類あります

腹圧性尿失禁
笑う、咳、クシャミをした際などに失禁してしまうタイプ
切迫性尿失禁
尿意を感じ、トイレに行こうとしたときに、我慢できずに漏らしてしまうタイプ

体操とお薬で調節できます

  • 骨盤底筋体操(加齢により骨盤の筋肉が弱くなる)
  • 尿漏れのおくすり

月経前症候群(PMS)

症状

  • 月経前にイライラ、怒りっぽい、憂鬱、胸の張り、むくみ

治療

  • 基礎体温測定、生活のリズムの把握
  • 他の病気を除外
  • 漢方薬、低用量ピル、抗うつ剤の一種、認知行動療法など

子宮がん検診

子宮がん検診を随時受け付けておりますので、都合のいい日時に予約を入れてください。

検査

  • 子宮の出口をブラシでこすって細胞を検査
  • 6か月以内に不正出血などがある場合には子宮体部の検査(子宮体癌検診)も可能です
  • どうしても通院できない場合には、自宅で検査する「HPV自己検診」も用意しております

こちらにアクセスください。
奈良医大産婦人科検査センター
http://u1.dsbit.net/hpv

検査方法

子宮頸癌検診
子宮の出口をブラシでこすって細胞を検査
子宮体癌検診
子宮の内腔をブラシでこすって細胞を検査
超音波診断
子宮、卵巣、骨盤内に異常がないかを検査

緊急避妊用ピル

  • 緊急避妊用ピルは性交渉3日以内に内服する必要があります。
  • 早いほうが避妊効果は高いです。
  • 不明な点は電話で確認してください。

ピル内服時の注意点

日常的にピルを使用する場合は、以下の項目に該当する方は、ピルの処方ができないことがあります。

  1. 35歳以上
  2. 1日15本以上の喫煙
  3. 高血圧(140/90以上)
  4. 血栓症既往・血栓性素因(血が固まる病気はありますか)
  5. 前兆を伴う片頭痛
  6. 乳がん、子宮内膜がんにかかった、いま治療している
  7. 血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性網膜症等)
  8. 抗リン脂質抗体症候群(流産をくり返した)
  9. 手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内

突然、視野の真中あたりに、太陽を直接目にした後の残像のようなキラキラした点が現れること

性感染症

淋菌感染症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、性器カンジダ症、腟トリコモナス症等の検査を行います。

子宮筋腫

症状

  • 月経の時に出血多い、貧血、圧迫症状(お腹はる、頻尿)

検査

  • エコー検査、貧血検査、MRI検査

治療

  • 無症状なら経過観察
  • くすり(内服・注射)で月経止める
    効果がなければ手術も考える
種類 症状
漿膜下筋腫 圧迫症状(お腹がはる、頻尿)
粘膜下筋腫 月経の時に出血多い、貧血
筋層内筋腫 両方の症状

子宮腺筋症

症状

  • 月経痛、月経の時に出血多い、貧血、圧迫症状(お腹はる、頻尿)、不妊症

検査

  • エコー検査、貧血検査、マーカー検査、MRI検査

治療

  • 無症状なら経過観察
  • くすり(内服・注射)で月経止める
    効果がなければ手術も考える
  • 不妊症の治療
症状 治療
痛み 鎮痛薬、ホルモン薬
出血 止血薬、貧血の薬、
月経を止める
不妊症 生殖補助医療

卵巣嚢腫

症状

  • 月経痛、圧迫症状(お腹がはる)、不妊症
  • 無症状

検査

  • エコー検査、マーカー検査、MRI検査

治療

  • 無症状で良性なら経過観察
  • 低用量ピル等のくすり(内服)、ミレーナ(子宮内器具挿入)
  • 悪性を疑う時、治療効果がなければ手術
種類 症状
チョコレート嚢胞 子宮内膜症、月経痛、不妊症、癌化
デルモイド 下腹部痛、捻転(ねじれやすい)
漿液性嚢胞 無症状、圧迫症状

中高生の診察は内診する?

中高生の約80%は月経不順、月経痛、月経前症候群などの月経トラブルで悩んでいます。そのまま放置すると学業がおろそかになったり、体育も休みがちになります。

お母さん、最近娘さんのナプキンの使用枚数が増えていないですか?また逆に減っていないですか?
月経痛で学校を休んだり、保健室で横になったりすることはないですか?
痛み止めで我慢させていませんか?

このトラブルは「月経随伴症状」という病気なので、お薬で治すことができます。相談してください。

診察の流れ

  1. まず、お話を聞きます
  2. 内診台には入りません
  3. お腹から超音波エコーで診察します
  4. お母様と一緒に診察し、説明します
  5. 超音波エコー検査の結果によって、採血をすることもあります
  6. 必要な場合にはお薬を処方します
  7. 1~4週間後にお薬の効果を確認します
  8. 安定していれば継続します

よくある症状のFAQ

受診すると必ず内診するのですか?
  • 中高生や性交渉未経験の方などは、お話を伺い、お腹から超音波(エコー)検査をして子宮や卵巣を見ますので、内診はしません。
  • 子宮や卵巣に病気が見つかって、どうしても超音波(エコー)検査をする必要があるときには、お尻から見ることもあります。
  • 場合によってはMRI 検査をすることもあります。
月経の周期がおかしい、月経がこない、月経が頻繁にくる
  • 基礎体温を測定し、二相性になっているかチェックします。
    基礎体温表かスマホアプリを持参してください。
  • 他のお薬を飲んでいる場合にも月経不順になることがありますので、飲んでいるお薬を教えてください。
  • 検査で原因がわかればお薬で調節します。
  • 16歳までに月経が来ない場合は検査が必要になります。
月経以外の出血が気になる
  • うまく排卵していないことがあります。
  • 炎症を起こしていることもあります。
  • でも安心のために一度子宮がん検診は受けてください。
月経痛がひどくなってきた
  • 昨年よりひどくなっていますか?市販の鎮痛薬の効果はいかがですか?
  • 子宮内膜症や子宮腺筋症という病気がないかどうか、経腟超音波(エコー)検査を行います。
  • 基本的にお薬で管理しますが、病気の程度によっては内視鏡手術が必要になることもあります。
月経の量が多くなってきた
  • 昨年より多くなっていますか?
  • 貧血といわれたことはないですか、子宮筋腫や子宮腺筋症という病気がないかどうか、採血と経腟超音波(エコー)検査を行います。
  • お薬で管理できますが、子宮筋腫の程度によっては内視鏡手術が必要になることもあります。
  • UAE(子宮動脈塞栓術)といって切らずに治療する方法もありますので、相談してください。
月経をずらしたい
  • 月経を早めたいですか?遅くしてずらしたいですか?
  • 最後の月経の期間と月経周期をお聞きします。
避妊したい
  • 緊急避妊ですか?
  • 今後の避妊の相談であれば、ピルの中で一番合いそうなものを処方します。
かゆみやおりものが気になります
  • 炎症を起こしていることがありますので検査してからお薬で治療します。
  • どんな病気が考えられるのですか?外陰腟カンジダ症、性器クラミジア、淋菌感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、腟トリコモナスなどの検査をして治療します。
性感染症が心配です
  • 一般的に性感染症による症状は男性では自覚症状が強い反面、女性では無症状のことが多いです。
  • 外陰腟カンジダ症、性器クラミジア、淋菌感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、腟トリコモナスなどを区別して治療します。
  • 最近は梅毒感染も増えています。
  • 基本はお薬で治療します。
性感染症が心配なのでセットで検査をしたいのですが?
  • 性器クラミジア感染症、淋菌感染症、梅毒、HIV感染症の4つを検査するといいでしょう。
月経の前になると体調がすぐれないのですが?
  • まず、基礎体温表をつけていただき、どの時期に体調不良かを確認します。
  • お話をよく聞いてから、飲み薬で治療することができます。
のぼせ、ほてり、発汗、など更年期かも
  • 詳しくお話を伺ってから、場合により血液検査などをします。
  • 更年期障害と同じような症状があっても、別の病気(甲状腺疾患など)のこともあります。
  • 飲み薬、貼り薬や塗り薬などを用いてホルモン補充療法を行います。
何か下がってきます
  • 子宮だけではなく、膀胱や腸が下がってくることがあります。
  • 下がる程度により体操を行ったり、また下がらないように腟の中にペッサリーを装着することがあります。
  • 根本的には手術が必要になることもあります。
下腹部が痛い、重たい感じがする
  • 卵巣のう腫などで痛くなることも多いので、まず経腟超音波(エコー)検査を行います。
  • 炎症がないかチェックするために血液検査をすることもあります。
体重がどんどん減ってきた
  • 過度の食事制限などのために月経がなくなったり、抑うつになったりホルモン異常が起こることがあります。
  • 思春期に多く、やせに逃避することで現実のストレスを回避できると思いこむことが多いです。
  • 神経性食欲不振症として治療することもあります。

よくある病気の説明

月経困難症(月経痛がひどい)

どんな症状?
  • 月経開始とともに月経痛が強くなる。
どうして起こるの?
  • 子宮内膜症が隠れていないか血液検査や経腟超音波(エコー)検査をします。
どうすればいいの?
  • 鎮痛薬、低用量ピルなど症状に応じて治療します。

子宮内膜症

どんな症状?
  • 月経の時に痛みがつらい。
  • 勉強や仕事に悪影響を及ぼします。
  • 放置すると一部の方が卵巣癌になりますので、内膜症の方は半年ごとに検診を受けましょう。
どうすればいいの?
  • 中高生でも月経痛は我慢するものではありません。放置すると、月経痛がひどい方の4人に一人は子宮内膜症という病気になります。
  • 鎮痛薬、低用量ピル、黄体ホルモン薬などの治療を行います。
  • 場合により、内視鏡手術を行ったほうが良い方もおります。

子宮筋腫

どんな症状?
  • 生理の時の出血が多い。
  • 貧血気味になる。
  • 子宮の外側にできた筋腫は大きくなるまで無症状です。
お知らせ
  • 新しい飲み薬も開発されました。
  • UAE(子宮動脈塞栓術)といって切らずに治療する方法もありますので、相談してください。

月経前症候群

どんな症状?
  • イライラ、怒りっぽい、うつ状態、乳房痛やむくみがでる。
  • 月経の3~10日前に症状が出る。
  • 月経が終わればよくなる。
どうして起こるの?
  • ホルモンのアンバランスを含めて多くの原因があります。
どうすればいいの?
  • 適度な運動、水分・塩分の摂取制限。
  • 漢方薬、低用量ピル、抗うつ薬など症状に応じて治療します。

子宮頸がん

どんな症状?
  • 月経以外の不正出血がある。
  • 閉経後に不正出血がある。
お知らせ
  • 何も症状がなくても市町村から通知が来ると思います。がん検診を受け付けておりますので、書類を持参してください。

更年期障害

どんな症状?
  • 頭痛、肩こり、ホットフラッシュなど日常生活に悪影響を及ぼします。
  • 女性ホルモンが不足すると起こりやすいので、我慢するものではありません。
お知らせ
  • 漢方薬、ホルモン薬などから適切な治療法を選択します。
  • ホルモン薬も飲み薬だけではなく、貼り薬や塗り薬などがあります。

尿漏れ

どんな症状?
  • 年をとったせいだからとあきらめてはいませんか。
  • 大きな咳やくしゃみでもれますか?おしっこしたいなと思ってトイレに駆け込むときに、ちょっとお漏らしタイプですか?
お知らせ
  • 体操やお薬でうまく調節します。
  • 尿漏れが原因で今まで行けなかった友達との旅行も楽しめます。