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電話での診察予約は12:00~15:00にお願いします。
(緊急な場合は除く)
※初診の方(当院に初めて受診される方)は
電話で予約をお願いします。

各種検査

不妊症検査

不妊症の原因は男性:女性=1:1です。
初診時からカップルでの受診を強く推奨します。

女性のみ41%、男性のみ24%、男女とも24%、原因不明11%
  • WHOによる7,273カップルの不妊症の原因調査より(1996)

一般的な健康状態の確認

身長、体重、血圧測定、血液検査(貧血、肝機能、腎機能、血糖値、甲状腺、抗核抗体)を行います。
検査結果次第では、他科の専門の先生や産科の先生などと連携を取りながら、治療の準備を進める必要があります。

妊娠することが目標ではありますが、ゴールではありません。順調な妊娠生活、出産を迎えることができるように、当院では妊娠前からの生活や健康指導(プレコンセプションケア)を指導します。

ホルモン検査

妊娠・出産には種々のホルモン(卵巣ホルモン、視床下部‐下垂体ホルモンなど)が必須です。適切な時期に、適切な量が分泌されているかを確認し、子宮・卵巣の機能を評価します。

風疹抗体検査

妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染することにより、感染が胎児に及び、先天異常を含む、様々な症状を呈する先天性風疹症候群(CRS:congenital rubella syndrome)が生じます。
抗体価が低い方(HI法:16倍以下、IgG:8.0未満)は、風疹ワクチンの接種を推奨します。ただし風疹ワクチン接種後は2か月間の避妊が必要となります。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)

卵子は精子とは異なり、今後新しく作られていくものはありません。AMHは、卵巣内の卵子の在庫数を評価します。

治療方針決定の際、AMHも参考にします。ただしAMHが低い=妊娠できない、というわけではありません。AMHはあくまで卵子の数の指標であり、質の指標ではありません。また反対に、AMHが高い=妊娠しやすい、というわけでもありません。

AMH値の解釈には正しい知識が必要です。詳細は診察時にご説明させていただきます。

27才では4.69値が、年齢が上がるにつれ減少し、46才では0.3となっている
  • JISART(日本生殖補助医療標準化機構)からのデータ

卵管疎通性検査(卵管通水検査、子宮卵管造影検査)

排卵した卵子は卵管に取り込まれます。一方、腟で射精された精子、また人工授精で子宮内に注入された精子は、卵管を通じて、卵管内で卵子と出会います。出会った卵子と精子は受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら卵管を通じて子宮内に着床します。

上記の通り一般不妊治療(タイミング法や人工授精)においては、卵管が通っているかを調べることが重要です。患者様に応じて、適切な検査法を選択します(子宮卵管造影検査の際は他院へご紹介させていただきます)。

子宮鏡検査不育症・着床障害検査 子宮鏡検査も参照ください)

子宮鏡と呼ばれる細い内視鏡を使い、子宮内の観察を行います(子宮内膜ポリープ、子宮粘膜下筋腫、子宮内癒着、子宮形態異常など)。病変が確認された場合は、外来で処置、または他院へご紹介させていただく場合があります。

子宮内膜ポリープ(自験例)の写真
中隔子宮(自験例)の写真

精液検査

不妊カップルの約半数において、男性に原因があります。
精液検査は今後の治療の方向性を決定する大切な検査ですので、早期に受けられることを強く推奨します。どうしても精液検査に抵抗がある方には、自宅でスマートフォンを使った精液検査についての情報提供をさせていただきます。

当院のスタッフが、精液量、精子濃度、運動率、正常形態精子率、白血球の有無などを検査します。精液所見が極めて不良である場合は、血液検査(ホルモン値、染色体検査)や他院への紹介を行います。

検査項目 下限基準値
精液量 1.4ml
精子濃度 1600万/ml
総精子数 3900万/射精
前進運動率 30%
総運動率 42%
正常精子形態率
(厳密な検査法で)
4%

不育症・着床障害検査

血液検査

血栓性素因、免疫因子、甲状腺、血糖値、ビタミンD濃度や銅/亜鉛比などの異常を調べます。異常を認めた場合、内服薬や注射薬で治療を行う場合があります。

注意すべきこととして、これらの検査の異常は不育症や着床不全のリスク因子とはなりますが、原因ではありません。したがって治療を行えば必ず妊娠・出産に至る、というわけではありません。また逆に治療を行わなくても妊娠・出産に至る場合もあります。

検査での異常値の解釈、ならびにその治療については正しい知識が必要です。適切な説明・指導を診療時に行います。

夫婦染色体検査

カップルの一方、または双方の染色体の異常が、不育症や着床障害の原因となり得る場合があります。

子宮鏡検査不妊症検査 子宮鏡検査も参照ください)

子宮鏡と呼ばれる細い内視鏡を使い、子宮内の観察を行います。子宮内膜ポリープ、子宮粘膜下筋腫、子宮内癒着、子宮形態異常などは、不育症または着床障害の原因となり得ます。病変が確認された場合は、外来で処置、または他院へご紹介させていただく場合があります。

子宮内膜着床能検査(ERA:Endometrial Receptivity Analysis)
※先進医療の届出・受理済

子宮内膜には胚を受け入れる最適な時期があり、胚移植の際はこの時期に合わせて行うことが重要です。この最適な時期は個人差があり、この時期を調べる検査がERA検査です。異常を認めた際は、最適な時期に移植を行うよう薬剤の投与開始時期の調整を行います。

詳しくはこちら(igenomixのホームページ)を参照してください。

子宮内膜マイクロバイオーム検査(EMMA:Endometrial Microbiome Metagenomics Analysis)
※先進医療の届出・受理済

以前は子宮内膜は無菌と考えられていましたが、実は無菌ではなく、細菌叢(マイクロバイオーム)を形成していることがわかりました。この細菌叢の乱れは、胚の着床不全、また流産と関わっているとの報告があります。異常を認めた際は、抗生剤の内服薬や、乳酸菌製剤(内服薬や腟剤など)を用いて治療を行います。

詳しくはこちら(igenomixのホームページ)を参照してください。

慢性子宮内膜炎検査(BCE:Biopsy Chronic Endmetoritis)

慢性子宮内膜炎は、持続する子宮内の炎症であり、通常は無症状です。不育症や着床不全、とりわけ後者と関連があることが報告されています。異常を認めた際は抗生剤の治療や子宮内膜掻爬術を行い、改善を認めたことを確認してから胚移植を行います。