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卵管鏡下卵管形成術

卵管鏡下卵管形成術(FT:Falloposcopic Tuboplasty)

一般不妊治療(タイミング、人工授精)に必須な3要件の1つに、「卵管が通っている」ということがあります(詳しくは不妊症検査ならびに一般不妊治療の項目を参照ください)。
以前は卵管が通っていなければ高度生殖医療へのステップアップを余儀なくされていましたが、この卵管鏡下卵管形成術(以下FT)を行うことで卵管通過性が回復し、一般不妊治療で妊娠する可能性が出てきます。

当院今中は、日本で初めてFTを外来で実施可能にされたIVF大阪クリニック 福田愛作院長の下でFTの研修をしてまいりました。1年半の研修で約150件の症例を経験させていただいております。

FT治療の実際

卵管の中にバルーンというプラスチックでできた管を通し、障害のある閉塞・狭窄部位を広く開通させます。そして最後に炎症止めの薬液を流しながら卵管鏡(胃カメラのごく小さいものと考えてください)により卵管内腔を観察します。腟から子宮の入り口を通って子宮内にカテーテルを挿入するため、腹腔鏡のように入院を必要とせず、外来での治療が可能となっています。

Step1:卵管口の確認。Step2:バルーンカーテルの卵管口からの挿入開始。Step3:バルーンカテーテルによる閉塞部開口/狭窄部拡張治療。Step4:膨大部により始まる卵管内腔の逆行性観察。
  1. まず子宮の中にFTカテーテルという器具を挿入し卵管の入り口を探します。
  2.  
  3. 入り口が見つかれば、その中にバルーンといわれる管を伸ばしていきます。
  4. このときバルーンの中心には卵管鏡が入っています。障害部位を開通した後に、バルーンを戻しながら卵管内面を観察していきます。

妊娠成績

治療成績は治療を受けられた施設や年齢、閉塞の程度(両側卵管閉塞か片側卵管閉塞)によって異なりますが、約24%の方がFT後に一般不妊治療で妊娠したというデータがあります。また妊娠した方の80%以上の方がFT後半年以内での妊娠成立との報告があり、FT後半年間妊娠に至らない場合は高度生殖医療へのステップアップなどを考慮します。

実際当院の実績ではFT治療後の一般治療妊娠率は27.3%で、そのおよそ90%が半年以内に妊娠成立となっております(2022.12月現在)。

外来FT治療のメリット

  1. 外来で完結するため、入院の必要がない(半日で完結します)
  2. 静脈麻酔下で行うため、痛みがない
  3. 健康保険の適用がある

    FTは健康保険の適用があります。卵管鏡下卵管形成術を両側卵管に行えば、保険適用しても自己負担で約30万円の支払いが窓口で必要となりますが、認定証を申請されれば高額医療の限度額の支払いのみで可能、金額は個人の所得に応じて異なります)にとどめられます。

    認定証の提示がない場合は、一旦窓口で支払い後、高額療養費の支給申請をしていただきます。支払った限度額の差額は後日、支給されます。認定証の事前申請などの詳細は加入されている保険証にてご確認頂き申請方法などをお確かめください。

    • マイナ保険証をお持ちの方は、手続きが不要ですので、限度額の利用を希望される場合は、受付へお申出ください。認定証が診察日までに間に合わないときや提示されない場合は、従来通りの医療費をお支払いいただくことになります。

    詳しくはこちら(厚生労働省のホームページ)を参照してください。

  4. 民間保険会社の健康保険の適用もある場合が多い

女性にとって経済的にも肉体的にも負担の少ない、安全な手術です。なおかつ、多くの患者様の望みである、自然妊娠が期待できます。体外受精までは考えていないが、不妊治療は受けてみたいと思われる方も一度当院へお越しください。